SNSが物語を左右する5分間のゲーム!We Become What We Beholdとは?

SNSが物語を左右する5分間のゲーム!We Become What We Beholdとは?

皆さんはWe Become What We Beholdというゲームをご存知でしょうか。

We Become What We Beholdは日本語で我々が望んだ姿などと訳されるゲームで、Pokiで無料で遊ぶことができます。

これまでにはないゲームですが、どのような内容なのでしょうか。

そこで今回は、We Become What We Beholdについて紹介します。

TOC

We Become What We Beholdとは?

We Become What We Beholdは、現実世界におけるSNSの役割を暗示しているかのようなゲームで、およそ5分ほどで終わってしまいます。We Become What We Beholdはバトル系や育成系のゲームですが、SNSなどで大きな話題になりました。

タイトルやゲームのアイコンからは内容が想像しにくいですが、どうなっているのでしょうか。

We Become What We Beholdの操作方法や内容を紹介します。

操作方法

We Become What We Beholdの操作方法は、マウスなどで画面に表示されているフレームのようなものを操作します。

そして、左クリックをすることでフレーム内に収められた様子が撮影され、画面中央付近にあるテレビのようなものに流されます。フレーム内に収められた様子がWe Become What We Beholdの中で大きな影響を与え、大きな事態に発展していくというのが流れです。

難しい操作はなく、短時間でありながら、プレイヤーに考えさせてくれるようになっています。

序盤は良いシーンを撮影

We Become What We Beholdはどのようにプレイしても、バッドエンドを迎えるようになっています。しかし、序盤では平和な状態が続いており、それを継続させることが可能です。

We Become What We Beholdの序盤では、帽子を被り、お洒落をしている人がいます。その人物を撮影すると、それが画面に表示され、周囲の人も真似するようになります。

こうすることで、帽子を被る人が増え、攻撃的な人が一時的に少なくなるようです。

カップルが逃げる

We Become What We Beholdの最初には、帽子を被っている人だけではなく、カップルのようなキャラクターも登場します。しかし、カメラで撮影するとカップルがモニターに表示されますが、テロップでそういったことは家でしろといった文言が出てしまいました。

それにより、カップルたちは恥ずかしくなってしまい、画面が消えてしまいます。

また、途中でもカップルは登場しますが、攻撃的な人のせいで再度、いなくなってしまうようになっています。

批判シーンが出てくる

ここまではそこまで問題は起きないWe Become What We Beholdですが、徐々にちょっとしたことから変化が起きていきます。

まず、お洒落だと褒められた帽子ですが、少ししてからシンプルな人を撮影すると、もう時代遅れだといったようなテロップが表示されます。それにより、帽子を被っていた人は落ち込み、お洒落をしなくなってしまいました。また、お洒落な人だけではなく、笑顔もなくなり、暗い表情を浮かべる人が多くなります。

丸と四角の対立

We Become What We Beholdの中には、顔が丸い人と四角い人がいます。ゲーム序盤は特に問題ないように過ごしていますが、両者が写っている写真を撮影すると、そこでどちらかが差別をしたというテロップが表示されます。

それによって、丸と四角で対立関係が生まれ、険しい顔の人が増え、不穏な空気が流れていきました。

赤い人と逆立っている人に注意

徐々に対立などをしていき、不穏な空気が流れていくと、画面上に赤い色の人と髪の毛が逆立っている人が登場します。これらの人は凶暴性が高く、周囲の人に攻撃的になるという特徴を持っているようです。

そのため、赤い人や髪の毛が逆立っている人が他の人を攻撃しているシーンが表示されると、さらに事態は悪化していきます。

平和活動は広まらない

We Become What We Beholdの世界にも心優しい人がいます。序盤にカップルとして登場した人物たちは、後半に平和を訴えるような活動を行ないますが、それを撮影し、モニターに映しても誰も見ていません。そのため、悪いことや注目されやすいことがフォーカスされる現代を反映しているゲームと言われているようです。

ただ、平和活動をしているカップルの近くにいた髪の毛が逆立っている人は、落ち着き、攻撃性がなくなります。

攻撃的な人が増殖

最初は少数だった赤い人ですが、カメラで映し出された差別を目撃し、その数が増えていってしまいます。赤い人が増えたことで、画面上の至る所で争いが起きてしまい、収拾がつかない状態になってしまいました。

そして、その様子を撮影してしまうと、争いなどが激化してしまいます。

大事件の発生

We Become What We Beholdの最終局面では、赤い人が増えていきますが、突然、帽子を被ったお洒落な人が登場します。ここで事態が好転するかと思いきや、お洒落な人は拳銃を構え、発砲してしまいました。発砲をきっかけに凶暴化した丸と四角が武器を取り出し、戦いを始めます。そして、画面上には争いによって血を流したと思われる痕跡などが表示され、最終的には平和活動をしていたカップルだけが残るという流れになっていました。

また、カップルたちは亡くなった人を埋葬し、悲しんでいる後ろ姿があります。

メディアやSNSのあり方を訴えている

We Become What We Beholdは心の底から楽しめるゲームではありません。しかし、現代のメディアやSNSのあり方を訴えているゲームなのではないでしょうか。

現代は1つの面から物事を見て、それを様々な人が意見、誹謗中傷をします。しかし、実際には様々な見方があり、事実とは異なることも少なくありません。

We Become What We Beholdは偏った価値観によってもたらされた最悪の結果を表しているのかもしれないですね。

まとめ

今回はWe Become What We Beholdについて紹介しました。

We Become What We Beholdはマスメディアを操作するといったようなゲームになっており、プレイヤーが撮影したことをきっかけに状況が変化していきます。そのため、プレイヤーはゲームを通じて報道などの怖さを実感することができます。

今後の考え方などが変わってくるゲームではないでしょうか。

Author of this article

TOC